症例詳細
Case detail
咬み合わせが悪くて奥歯が抜歯に 矯正治療と奥歯のセラミックブリッジ
治療症例の内容
- 患者様
- 60代女性
- 矯正装置
- マウスピース
- 治療期間
- 2年2ヶ月
- 治療回数
- 10-30回
- 治療計画
- 奥歯のクラウンが頻繁に壊れること、奥歯がグラグラと揺れることを気にして来院された患者様です。
診査の結果、強い咬み合わせと切端咬合による奥歯への負担が原因と考えられました。
まずは抜歯が必要な歯を抜歯し、治療が必要な奥歯を仮歯へ替えることとしました。
部分的に歯周病の症状が認められたため、歯周病処置を行い、その後咬み合わせ改善のための矯正治療をインビザライン・ライトを用いて行うこととしました。
矯正治療により咬み合わせが改善されたことを確認し、奥歯をセラミッククラウンおよびブリッジにて補綴することとしました。
咬合力が強く、セラミックが頻繁に壊れていたため、フルジルコニアクラウンを採用することとしました。
- 費用(概算)
- 治療費の目安: 160万円費用は治療当時の料金となります
治療について
矯正治療による前歯の歯並びの変化は僅かのように感じられますが、切端咬合から正常被蓋へと改善されたことで、犬歯を中心とした側方運動が可能となり、奥歯への負担を大幅に軽減することができました。
治療前は常に奥歯に力がかかり、下顎の横向きの運動がスムーズにできていませんでしたが、治療後には奥歯の引っかかる感覚から解放され、患者様には大変満足していただきました。
リスクについて
セラミックは破折などにより修復や再製作が必要となることがあります。
矯正治療は後戻りのリスクがあります。
マウスピース矯正の注意事項(リスク・副作用など)
- 口腔内・歯並びの状態によっては対応できない場合があります
- マウスピース型矯正装置の長時間装着(1日20時間以上)が必須です
- 治療計画通りに進めるためには、患者様の意志が重要になります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 薬機法対象外の矯正歯科装置のため医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります
- 自費診療(保険適用外)となります
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載、複製、複写、盗用を固く禁じます。