精密矯正歯科治療について
当医院の矯正治療は「患者様一人ひとりのための矯正治療」を心がけております。
矯正治療でできることは、「歯並びを綺麗にすること」「咬み合わせを整えること」です。歯並びを治療することで、見た目の改善はもちろん、歯磨きがしやすくなるため虫歯や歯周病の予防にもなります。また、咬み合わせが悪いと顎の骨がズレ、歯茎がなくなってきたり、歯がすり減ってきたりしますので、咬み合わせを整えることによって、これらを修正・予防します。
そこで、私たちは「歯並びを綺麗にする」「咬み合わせを整える」ために、アゴの関節、筋肉のバランスや骨格などを分析・考慮した診察を行っています。さらに「多数の矯正医」「総合歯科治療」「治療費の総額を事前提示」など、信頼性の高い充実した治療環境を整えております。
正常咬合(適正な上下の歯の関係)
理想的な咬み合わせは上あごの歯1本に対して、下あごの歯2本の割合でバランスよく咬み合っている「一歯対二歯咬合」という状態です。また、下あごの第一大臼歯(6番目の歯)の方が上あごの第一大臼歯よりも若干前に出ている状態が理想です。
※正常咬合の条件は他にもあります
上記治療症例の費用:88万円
患者様一人ひとりのための矯正治療
①矯正医が多数在籍
経験豊富な矯正医が多数在籍していることで「矯正治療中の緊急なトラブルに対応」「複数の医師により検討した、患者様一人ひとりのための治療計画」などを可能にしています。
歯列矯正専門の歯科医院の多くは、複数の歯科医院を掛け持ちしているフリーランスの矯正医に依頼しているのに対し、当医院では総合歯科医院でありながら、ほとんどの矯正医が常勤の歯科医師です。
②総合歯科治療
当医院は「歯列矯正治療」だけではなく、インプラント治療・セラミック治療・歯周病治療・根管治療などの歯科治療を行っています。
各分野の歯科医師が連携できることで「患者様一人ひとりのための治療計画」が可能です。例えば、歯並びを綺麗にしても、歯そのものが変色していた場合、セラミック治療を行わないと審美性が回復できないケースがあります。また歯の根の治療が必要な場合、インプラント治療も行わないと噛む力が回復できないケースもあります。
こうしたケースでは、矯正医一人で治療を行うことは非常に難しいので、他の分野との連携は必要不可欠となります。
③治療費の総額を事前提示(トータルフィー)
歯列矯正の治療費の総額を事前に提示しており、通院毎の調整料金はいただきません。また、その治療費は「矯正装置×難易度」で設定しております。なお、矯正装置については、患者様のご要望を踏まえ、難易度については初診時に確認してから、患者様一人ひとりの治療計画と共に総額の治療費をご提示しています。
豊富な矯正装置の種類
マウスピース矯正
インビザライン
インビザラインは、米国アライン・テクノロジー社が作製するマウスピース型カスタムメイドの矯正装置です。
最初に採取(原則1回)した歯型を3Dデジタル化し、矯正シミュレーション計画に基づいて再現性の高いマウスピースを製作。2週間ごとにマウスピースを交換しながら歯並びを矯正していきます。1~2ヶ月に1回程度、通院して経過を観察します。
その他マウスピース矯正
マウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着する歯列矯正法(ASOアライナーなど)です。
矯正装置は、定期的(2週間~1ヵ月に1回程度)に患者様から歯型を採取して、技工士が手作業で製作。素材はプラスチック製で目立たないので、周囲に気づかれずに歯列矯正が行えます。取り外しもお手入れも簡単です。
ワイヤー矯正
表側矯正
表側矯正は、ブラケットやワイヤーと呼ばれる矯正装置を歯の表側に装着する歯列矯正法です。最も実績のある歯列矯正治療で、様々な症例(不正咬合)に適応可能です。
従来は金属製でメタル色の目立つ矯正装置が主流でしたが、現在は白や透明のブラケットや白いワイヤーなどが開発され、目立たないように工夫されています。
裏側矯正
裏側矯正は、矯正装置を歯の裏側に取り付ける歯列矯正法です。裏側矯正の最大のメリットは、ブラケットやワイヤーの装着が目立たないことです。審美性に優れた歯列矯正治療と言えるでしょう。
ただし、慣れるまで時間を要する、若干滑舌が悪くなる、表側矯正に比べて治療費が高いなどのデメリットもあります。
矯正治療の流れ
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- カウンセリング
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患者様のお悩みをヒアリングし、最も適した治療方法・装置についてご説明します。
当医院では、患者様のご要望にそった矯正治療をめざしており、こうしたカウンセリングを非常に重視しています。
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- 精密検査
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歯並び・咬み合わせの状態を確認するため、歯型、お口の写真、お顔の写真、レントゲンを資料として撮影いたします。
精密検査代として、2万円の費用がかかります。
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- コンサルティング(治療計画のご説明)
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撮影した資料を分析した結果や矯正装置・治療プランの説明など、患者様に応じた治療プログラムをご説明いたします。
治療プログラムをご説明した後、矯正治療に進むかどうかを決めていただきます。
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- 歯型採取
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歯型を採取(インビザラインの場合は口腔内データを光学スキャン)し、装置を作製します。
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- 治療開始
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矯正装置を装着(マウスピース矯正はアライナーをお渡し)して治療スタートです。
矯正治療中は3~4週間に一度来院していただき(インビザラインの場合は1~2ヶ月に一度)、矯正装置の調整を行います。このとき、ブラッシング指導、歯石とり、歯のクリーニングを行い、お口の中がきれいに保てるように管理していきます。
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- 治療終了~メインテナンス
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矯正装置を外して、その後は安定するまでチェックしていきます。矯正装置を外すと必ず矯正した歯並びが元の状態に戻ろうとすることがあります(後戻り)。
矯正装置を外して最初は1ヶ月後に、そして次は3~4ヶ月後、その後は半年後といった具合でご来院いただき、歯列の安定具合をチェックしていきます。もちろん歯並びだけではなく、虫歯や歯周病のチェックも行い、お口の中の健康状態を管理していきます。
患者様一人ひとりにあった歯列矯正
歯並び(咬み合わせ)が悪いと、虫歯や歯周病の原因をはじめ、様々な症状を引き起こします。
まずはカウンセリングで患者様一人ひとりのお悩みをお聞かせください。治療方法や装置も患者様のご希望(治療期間、治療費、見た目など)に添えるようご提案させていただきます。
また、治療後も美しい歯並びが維持できるようにメインテナンスを提供していきます。
矯正治療中の歯磨き
矯正治療中は、歯周病や虫歯が進行しやすいため、毎日の歯磨きやお手入れがとても重要です。
下記リンク先には矯正中の歯磨き方法などを掲載しております。
使用方法など分からないことがあれば、担当医やスタッフにもご質問、ご相談ください。
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ワイヤー矯正歯科治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 治療中は違和感や痛みが起こることがあります
- 症状により、抜歯が必要な場合があります
- 治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 自費診療(保険適用外)となります