症例詳細
Case detail
[前歯の審美・機能回復] 前歯を複数本失った場合 3つの治療方法
治療症例の内容
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 大元洋佑(ドクタープロフィール)
- 患者様
- -
- 治療期間
- 治療回数
- 5-10回
- 治療計画
- 前歯を数本失った場合、
①インプラント ②ブリッジ ③入れ歯
の3種類の審美性・機能性の回復方法があります。
それぞれメリットとデメリットがあり一概にどの治療が最も良いかと決断するのは難しいですが、
・隣の歯の状態(削るメリットがあるのか・歯質量・歯周病の状態・歯根の長さ)
・骨量(インプラント手術を行える状態なのか)
・見た目
・かみ合わせ
・着脱の煩わしさ
・予算
等の条件を考慮し最もメリットが大きいと思われる治療を選択することが望ましいと考えます。
- 費用(概算)
- 喪失歯の本数によります。費用は治療当時の料金となります
前歯部 インプラント治療について
前歯の欠損に対してインプラントを用いて治療を行っていく大きなメリットは隣の歯を削らずに済み、着脱の煩わしさがなく、しっかりと咬めることです。
反面、骨や歯肉の厚み・量が十分でないと審美的に仕上げることは難しくインプラントの複数本埋入・造骨手術・歯肉移植等の大規模な外科手術の必要性や深いかみ合わせへの対応の難しさはインプラント治療のデメリットといえます。
前歯部ロングスパンブリッジ治療について
前歯を複数本失った場合のブリッジ治療は、精度の観点からジルコニアブリッジよりもメタルボンドが選択されることも多々あります。
インプラント治療よりは大きな外科処置を必要とせず、審美的に仕上がることが多いといえますが、デメリットとして支える歯の負担を考慮した咬合の管理の難しさ、問題が起きた場合にブリッジを全て撤去しなければならないことが多い、繋がっているために清掃は他の方法に比べて難しいといえます。
前歯部金属床義歯治療について
義歯は隣の歯も削らずにすみ手術の必要もありませんが、審美性の問題、着脱の煩わしさや咬合力の回復量も少ないことが難点です。
また前歯の部分的な欠損を支えるために、奥歯がしっかりと義歯を支えることのできる状態であることが重要です。
金属床義歯(自費)は薄いために異物感が少なく、温度も感じやすいために使用感はレジン床義歯に比べ良いといえます。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
インプラント治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- メンテナンスを怠ったり喫煙により、お口の中に大きな悪影響を及ぼすインプラント周囲炎等にかかる可能性があります
- 糖尿病、肝硬変、心臓病等の場合、インプラント治療ができない可能性があります
- 高血圧、貧血・不整脈等の場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
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