症例詳細
Case detail
八重歯 インビザラインで治したい 20代男性
治療症例の内容
- 患者様
- 20代男性
- 矯正装置
- インビザライン
- 治療期間
- 1年4ヶ月
- 治療回数
- 10-30回
- 治療計画
- 八重歯が気になることを主訴に来院された患者様です。
重度叢生のため、歯の表側につけるブラケット装置をおすすめしましたが、インビザライン(マウスピース矯正)による治療を強くご希望されました。
治療途中でインビザラインからブラケット装置に切りかえる可能性や、インビザラインによる仕上がりの限界をご理解頂いた上で、治療を行いました。
マウスピース矯正の特性を考え、歯の動きを単純にするために上下左右の犬歯を抜歯しております。
犬歯抜歯によりブラックトライアングルが生じるリスクや、寿命が長く機能的に重要な役目を果たす犬歯を抜くデメリットもご理解頂き、抜歯部位を決定しました。
矯正装置:インビザラインフル (初回24stage+リファインメント19stage:計1年2ヶ月)
右下の奥歯(右下6)の状態が悪かったため、矯正前後に根管治療・補綴を行いました。(計2ヶ月)
(根管治療は大元院長に行って頂きました)
- 費用(概算)
- ¥1,050,000 (インビザラインフル、仮歯、根管治療、土台、被せ物)費用は治療当時の料金となります
治療について
歯根のパラレリングなど微調整を行う余地がありましたが、患者様に十分ご満足頂けたため、2回目のリファインメントは行いませんでした。
仕上がりに限界はありましたが、短期間(マウスピースによる動的期間:1年2ヶ月)で歯並びを整えることができました。
患者様にも治療期間・見た目ともにご満足頂けました。
リスクについて
犬歯は歯根が長く寿命も長い歯で、咀嚼機能時も重要な役目を果たすため、基本的に矯正の便宜抜歯に選択する歯ではありません。
(一般的には第一小臼歯もしくは第二小臼歯が選択されることが多いです)
本症例では、様々な抜歯パターンの3Dシミュレーションを行い患者様と相談を重ねた上で、矯正装置の特性と患者様のご希望により、例外的に犬歯の抜歯を行いました。
側方運動時に大きな役割をもつ犬歯がないため、今後の定期健診で歯の状態を注意深く観察していく必要があります。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
マウスピース矯正の注意事項(リスク・副作用など)
- 口腔内・歯並びの状態によっては対応できない場合があります
- マウスピース型矯正装置の長時間装着(1日20時間以上)が必須です
- 治療計画通りに進めるためには、患者様の意志が重要になります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 薬機法対象外の矯正歯科装置のため医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります
- 自費診療(保険適用外)となります
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