症例詳細
Case detail
静脈内鎮静下で行う矯正治療の妨げとなる正中過剰埋伏抜歯
治療症例の内容
- 担当医
- 大元洋佑(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 30代男性
- 治療期間
- 治療回数
- 1回
- 治療計画
- 前歯のガタガタを主訴に来院されました。
前歯に関しては著しいねじれがあり、矯正治療で歯並びを整えて行きます。
矯正治療過程で上顎正中に埋まっている過剰歯は前歯の根に当たり神経症状等の問題が出るのを避けるために抜歯を静脈内鎮静下で行いました。
矯正治療:横浜桜木町歯科 井上季実子先生
→https://seimitsushinbi.jp/case/19540/
- 費用(概算)
- 5万円(静脈内鎮静代金として)費用は治療当時の料金となります
矯正治療に伴う埋伏抜歯について
矯正治療を行うに当たり、歯が移動する方向に埋まっている歯(埋伏歯)の存在する場合、矯正治療の妨げとなったり神経症状を引き起こす原因となることがあります。
このような場合、歯を動かす前に抜去しておくことで上記のようなリスクを回避することが可能となります。
静脈内鎮静について
比較的体の負担の大きい抜歯術になりますが、静脈内鎮静法(リラックス麻酔)を併用することでほとんど術中の記憶はなく、楽な状態で治療を終えることができました。
埋伏抜歯について
歯茎に埋まっている歯の抜歯は歯ぐきの翻転を伴う外科処置なので、疼痛・腫れ等の症状が通常の抜歯よりも出る可能性があります。
ワイヤー矯正の注意事項(リスク・副作用など)
- 治療中は違和感や痛みが起こることがあります
- 症状により、抜歯が必要な場合があります
- 治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 自費診療(保険適用外)となります
静脈内鎮静法の注意事項(リスク・副作用など)
- 回復後も多少眠気が残る可能性があります
- 治療中の記憶が残る場合があります
- 意識が完全になくなることはないため、2時間程度の治療で適応となります
- 静脈穿刺時に痛みがあります
- 治療当日は乗り物の運転は控える必要があります
- 自費診療(保険適用外)となります
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