他院で矯正が終わりインプラントを希望したが、隙間が足りずに矯正をやり直した症例

治療症例の内容

診療科目

治療カテゴリー

担当医: 井上季実子（ドクタープロフィール）

患者様: ２０代男性

矯正装置: 審美装置

治療期間: 1年5ヶ月

治療回数: 10-30回

治療計画: 他院で矯正が終わりインプラントを希望したが、隙間が足りずに矯正をやり直した症例です。

左上２番の欠損で、他院（矯正専門）で矯正治療を終了し、欠損部位のインプラント補綴を希望して来院されました。

しかし、２番の部位はクリアランス（対合歯との距離）が少なく、そもそもインプラントを植立する隙間には足りず、また、唇側の骨の欠損もありインプラントを入れる条件が全く整っていない状態でした。

ブリッジにするにもクリアランスが少ない状態でした。
ブリッジもお勧めしましたが両側の健全な歯を削ることに抵抗があり、インプラントを希望されたため、再矯正を行うこととしました。

臼歯関係も２級気味にずれていました。

矯正医が勉強不足で患者様が再度矯正治療をしなければならなかったのは非常によくないことです。
矯正専門で開業しているとなかなかそれは難しいことなのかもしれません。しかし、矯正処置だけでは完了しない場合には患者様は非常に不利益を被ってしまいます。

成人の矯正の場合は特に、補綴や歯周病の問題は矯正専門では解決できませんから、総合歯科診療を行っている病院にかかることをお勧めいたします。

前歯のインプラントは横浜桜木町歯科Dr.大元にお願いしました。治療の詳細は以下に載せています。
https://seimitsushinbi.jp/case/9525/