症例詳細
Case detail
咬む力が強すぎて抜歯に 歯の移植による治療
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 藤巻太一朗(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 70代女性
- 治療期間
- 6ヶ月
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- かみ合わせが強く、奥歯の歯槽骨が著しく吸収してしまったため、抜歯を余儀なくされた患者様です。
インプラントによる治療も検討しましたが、咬む力があまりにも強いので、親知らずの移植によりかみ合わせを回復させることとしました。
抜歯と同時に奥の親知らずを移植
根管治療を行い、その後移植した歯の動揺がなくなったことを確認してオールセラミッククラウンにて補綴
- 費用(概算)
- 治療費の目安: 35万円費用は治療当時の料金となります
治療を終えて
食いしばりも強く、歯ぎしりによって奥歯の負担を解放することができていなかったため、スムーズで奥歯に負担のかからない歯ぎしりができるようになるまで、十分にかみ合わせを調整した上で、歯の移植処置を行いました。
咬んだときの痛みや違和感、食いしばりによる顎の疲れがなくなり、安定して咬めるようになったため、患者様には大変満足していただけました。
予防策としてマウスピースを睡眠時に使用していただくように指示しておりますが、定期的に歯槽骨の状態を確認していく必要があります。
リスクについて
根管治療後は一定の確率で症状が再発する可能性があります。
セラミックは破折などにより修復や再製作が必要となることがあります。
外科処置は術後に痛みを伴います。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
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