症例詳細
Case detail
[骨縁に達する深い虫歯] 歯の挺出・歯周外科を応用し抜かずに残す治療①
治療症例の内容
- 患者様
- 50代男性
- 治療期間
- 8ヶ月
- 治療回数
- 5-10回
- 治療計画
- 定期検診を希望され来院されました。
X線写真を撮影すると、右上親知らずの前に自覚症状のない深い虫歯が認められました。
抜歯も検討されうるような骨縁に達する深い虫歯ですが、抜かずに歯を保存できるような下記治療計画を立てます。
①虫歯除去・根管治療 ②歯の挺出(装置を用いて引っ張り出す)③歯周外科手術 ④セラミッククラウンの作製
③④の工程
→https://seimitsushinbi.jp/case/24593/
- 費用(概算)
- 25万円(仮歯・ファイバーコア・ジルコニアクラウン・歯の挺出)費用は治療当時の料金となります
歯ぐきよりも深い虫歯について
歯ぐきよりも深い虫歯は「虫歯を取り切ること」「歯に適合の良い補綴物を製作すること」の達成が難しく、適切な処置をしないと虫歯の発生リスクの高い疾患です。
今回X線写真より、歯ぐきの縁を超えて骨に近い深い虫歯が認められましたが、幸いにも奥に歯の挺出に用いることのできる親知らずがあること、歯根が十分に長いことから歯の挺出・歯周外科を行い歯を保存することとしました。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
歯周病治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります(見た目が改善しない場合もあります)
- 歯周組織再生治療は自費診療(保険適用外)となります
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
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