マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、自分の歯型に合わせたマウスピースを使用して、歯並びを矯正する治療法です。
歯に固定する装置(ブラケットやワイヤー)を使わずに治療できるので、比較的ストレス(痛みや不快感)が少ないのが特徴です。さらに、マウスピース矯正のメリットは「矯正装置が見えにくい、目立たない」「矯正装置であるマウスピースを自分で取り外しできる」などもあります。
また、デメリットとしては、自分で取り外しができるものの「長時間使用が必要」「治療の難易度が高い症状は難しい」などが挙げられます。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
- メリット
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- 比較的ストレス(痛みや不快感)が少ない
- 矯正装置が見えにくい、目立たない
- 自分で装置を取り外しできるため清潔
- 装置が取れるため、食事・歯磨きがしやすい
- 吹奏楽(サックスやトランペットなど)を楽しめる
- スポーツを楽しめる
- 装置が取れるため、食事がしやすい
- デメリット
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- 症状によっては治療が難しい
- 毎日長時間(20時間以上)の使用
歯列矯正を諦めていた方にもおすすめ
スポーツ選手・アスリートの歯科矯正

スポーツをされている方やアスリートの方は、競技中に装置が気になって結果影響が出る恐れがあったり、装置が当たって傷つける可能性があるワイヤー矯正治療は不向きでした。
ですが、マウスピース矯正であれば競技中に接触があっても器具が口腔内を傷つけることは少ないですし、アライナーの装着が気になるようであれば競技中は取り外しておくことも可能です。
しっかりとした噛み合わせを作ることにより筋力アップや姿勢の安定など、パフォーマンスの向上にも期待できます。
ステージで演奏したり人前に立つお仕事の方

マウスピース矯正は目立ちにくい装置のため、ステージなどの人前に立つお仕事をされている方にもおすすめです。
短い時間であれば取り外すことが可能ですので、ミュージシャン・演劇・モデルの方にも治療していただきやすい装置となっております。
また、サックスやトランペットなどの吹奏楽器をされている方には、ワイヤー矯正のように装置が気になることがないためマウスピース矯正が適しています。
マウスピース矯正の治療の流れ
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- ゴールの設定
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最初の歯並びの状態から、最終的にゴールとする歯並びを設定します。
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- シミュレーション
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最初の状態からゴールに至るまでの歯の動きのシミュレーションを行います。各ステップでマウスピースを作成します。
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- 矯正治療開始
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歯科医師の指示に従い、各ステップでマウスピースを順番通りに装着し、矯正治療を行います。この間、3~6週間に1回のペースの通院となります。
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- 保定開始
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歯の移動が完了したら、歯並びを安定させるための保定期間に入ります。
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- 治療終了
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保定期間を経て歯並びの安定を観察したら治療は終了となります。
マウスピース矯正の治療例
マウスピース矯正を行った治療例をご紹介しております。
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マウスピース矯正の注意事項(リスク・副作用など)
- 口腔内・歯並びの状態によっては対応できない場合があります
- マウスピース型矯正装置の長時間装着が必須です
- 治療計画通りに進めるためには、患者様の意志が重要になります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 薬機法対象外の矯正歯科装置のため医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります
- 自費診療(保険適用外)となります