症例詳細
Case detail
分岐部病変の奥歯→一見問題なさそうだが、抜歯しなければならない
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 患者様
- 40代女性
- 治療期間
- 4ヶ月
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- 保存不可能(残さないほうが良い)な奥歯を抜歯し、仮歯をセットする
→一番奥の歯は根管治療のやり直しを行い、ファイバーコアを築造する
→抜歯をした部分の手前と奥の歯を土台としてブリッジを製作する
- 費用(概算)
- 37万円(抜歯は保険処置)費用は治療当時の料金となります
分岐部病変について
奥歯はひとつの歯に複数の根っこを持っており、この根っこの又の部分を「分岐部」とよびます。奥歯で歯周病が進行すると、この「分岐部」に炎症性の組織が侵食していき、このような状態を「分岐部病変」と呼びます。
程度による処置が異なりますが、シビアに進行した分岐部病変では、この炎症性の組織を取り除くことが困難になります。
「お掃除をしながら様子を見ましょう」
という方針も間違いではありませんが、お掃除をしていてもこのような分岐部病変は決して改善せず、悪化していくだけです。
分岐部病変が悪化する→骨が溶けていく わけなので、あまり推奨できる方針とはいえません。残念ながら、特に上顎の奥歯の場合は抜歯をして、感染源もろとも取り除くことが最も見通しのよい処置となります。
被せものの種類:Bellezza Br
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載、複製、複写、盗用を固く禁じます。