症例詳細
Case detail
他院で前歯を削って治そうとしたが、仮歯がすぐ取れるし対応が悪い。転院して矯正治療をした症例
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 井上季実子(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 20代女性
- 矯正装置
- 審美装置
- 治療期間
- 1年4ヶ月
- 治療回数
- 10-30回
- 治療計画
- 前歯のがたがたを良くしたくて、他院で前歯を2本かぶせる予定で1本神経を取り削ったところで転院してきた患者様です。
仮歯がすぐ取れてしまい、3回ほどつけてもらおうと通ったところ冷たくされ、あなたの咬み方が悪いと言われたとの事です。
2本目はラミネートベニアの予定だったとのことですが、その仮歯も取れてしまっていました。
初診で来られた時は、こんなことになるなら始めから矯正すればよかったと泣き崩れてしまう状態でした。
右上1は支台歯形成してありましたが、対合歯(向かい合う歯)とのクリアランスがほとんどなく、仮歯は外れやすいようなかみ合わせでした。
ラミネートベニア予定だった右上2はほとんど削ってはいなかったのが不幸中の幸いでした。
前歯部過蓋咬合で、右側が2級のかみ合わせだった為、右上1本小臼歯を抜歯して矯正しました。
すでに削った右上の前歯は矯正用の仮歯にして矯正治療を行いました。
左右の前歯の歯茎の高さが違ったのも、矯正治療で調整をして揃えるようにしました。
矯正治療が終わって歯並びが安定してから1年後にジルコニアクラウンで最終補綴しました。
矯正治療をしてからかぶせることで、クラウン(被せ物)が永くもつような物理的な環境を整えることができました。
また、飛び出していた右上の犬歯の歯肉退縮(根っこが見えていました)も、歯列に収めることで自然に治りました。
患者様には大変喜んでいただきました。
- 費用(概算)
- 矯正治療 85万円 前歯の被せ物(ファイバーコア、仮歯、矯正用仮歯、ジルコニアクラウンスタンダード)14万円(旧料金)費用は治療当時の料金となります
治療について
矯正治療というオプションがない病院ですと、物理的に無理をした補綴計画になってしまうことがあります。
もちろん、選択するのは患者様ですが、知識のないドクターはそのオプションの提示すらできません。
矯正専門で、被せ物について無知なドクターもしかりです。矯正治療だけで問題を解決しようとしてしまいます。
当院は矯正治療も被せ物も両方行っていますので、あきらめずにご相談ください!
ワイヤー矯正の注意事項(リスク・副作用など)
- 治療中は違和感や痛みが起こることがあります
- 症状により、抜歯が必要な場合があります
- 治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります
- 矯正治療後の保定が不十分だと後戻り(元の位置に戻ろうとする動き)をします
- 自費診療(保険適用外)となります
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
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