症例詳細
Case detail
根管治療が不十分な状態で被せられ、症状が出現していた左上1番へ対する再根管治療(リトリートメント)
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 林佳士登(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 年齢性別秘匿
- 治療期間
- 1ヶ月
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- 来院の2ヶ月前より左上1番に痛みがあるとのことで、診査の結果、レントゲン写真にて根尖部透過像が見られると共に、打診痛と根尖部の圧痛がありました。
この歯は10数年前にセラミッククラウンが被せられたとのことですが、病巣はその時から存在したようで、その時は症状がなかったために、被せ物を行ったとのことでした。
根管充填の状態も良くなく、根管には感染が起こっていることは明らかです。患者様に状態を説明し、精密根管治療にて問題解決を図っていくこととなりました。
- 費用(概算)
- 10万円費用は治療当時の料金となります
治療について
以前に治療された根管治療のやり直しを再根管治療(リトリートメント)といいますが、これを行うに当たっては、現状よりも状態を改善させられるかどうかという見込みも検討要因の一つとなります。
このケースでは明らかに根管充填の状態が悪く、根管が感染しており、再根管治療は妥当な選択であったと考えられます。
治療後のレントゲン写真(1,2枚目:治療終了後6ヶ月経過、3,4枚目:根管充填直後)により、根尖部の透過像が消失しているのが確認でき、予後は良好です。
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療(保険適用外)となります
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