症例詳細
Case detail
穿孔部の封鎖(パーフォレーションリペア)を伴う再根管治療
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 林佳士登（ドクタープロフィール）
- 患者様
- 年齢性別秘匿
- 治療期間
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- 患歯の右上側切歯に根尖部と歯根側面部に２つの病変が認められ、すなわち根管内には感染が起こっています。
金属の土台の延長線上に病変があることから、ここには「パーフォレーション（穿孔）」があるだろうことは術前の時点で推測できます。
再根管治療（リトリートメント）により、金属ポストと根管充填材の除去、根管内の細菌の除去・穿孔部の封鎖（パーフォレーションリペア）・根管充填を行いました。
治療に反応し、根尖部と穿孔部の病変に治癒が起こっているのが確認できます。
- 費用(概算)
- 10万円費用は治療当時の料金となります
-
開始前
-
治療途中
-
終了時
治療について
金属ポスト（土台）とガッタパーチャ（根管充填材）の除去をマイクロスコープ下で行い、穿孔が歯根側面部に生じていることを確認した上で、根管内細菌の除去を含む根管治療を行いました。
根管充填の際の穿孔部の封鎖にはMTAという材料を用いています。
治療直後と経過観察時（写真１枚目が2年6ヶ月経過、２枚目が根管治療終了直後）の比較にて根尖病巣と穿孔部の病巣が消失しており、経過良好です。
根管治療の注意事項（リスク・副作用など）
- 根管治療により類似の全ての症例の問題が解決するわけではなく、症例はあくまでも一例です
- 根管治療により痛みや腫れがひかない事や、術後に痛みや腫れが生じる事、治療によるファイル破折やパーフォレーションなどの偶発症、術後の歯根破折を生じる可能性もあります
- 自費診療（保険適用外）となります
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載、複製、複写、盗用を固く禁じます。
