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前歯のセラミック治療と仮歯の重要性について

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前歯のセラミック治療と仮歯の重要な点

Important Points About Ceramic Treatment

適合性や審美性の高いセラミック治療に欠かせない処置

シリコーン印象精度の高いシリコーン印象(型取り)

前歯のセラミック治療では歯茎ラインを整えると、より美しい歯並びになります。セラミックが歯茎のラインより上にあると、境目が見えてしまい、また歯茎のラインと同じだと、歯垢がつきやすく歯周病の原因になります。

そのため当医院では、歯の境目のラインを削るとき、または型取りするときに歯と歯茎の外周にそって細い糸を入れます。これは「歯肉圧琲(しにくあっぱい)」と言って、適合性及び審美性の高いセラミック治療に欠かせない処置です。

歯茎が腫れているケース腫れた歯ぐき

他院から転院されてくる患者様の中には、不適合なセラミック治療により歯茎が腫れているケースも少なくありません。適合性が悪いと、治療後、虫歯や歯周病の原因となります。

当医院では、虫歯や歯周病の治療後、歯茎が安定してからセラミックを製作します。また患者様に最適な仮歯を作り、その仮歯の形状を参考にしながら、患者様のご要望に基づいて美しく自然な歯に仕上げていきます。

患者様には、治療中の一定期間を仮歯でお過ごしいただくことになります。仮歯は、単に見かけの問題を改善するわけではありません。治療後の咬み合わせや歯茎との調和を確認する重要な役割を果たします。また長期的な治療では、仮歯に隣接する歯や咬み合わせる歯との歯並びを保つと共に、虫歯や歯茎の腫れを防いでくれます。

前歯のセラミック治療

①自然で美しいセラミック素材

前歯の被せ物は、強度や清潔性が非常に重要ですが、患者様としては見栄えも気になるところでしょう。特に上顎の前歯は、笑ったときや話すときに一番目立つ部分。見え方によって、顔の印象が大きく変わります。できる限り自然に見える被せ物が望ましいです。

歯の表面は象牙質やエナメル質で覆われています。その内部の歯髄(しずい)と呼ばれる神経組織に神経や毛細血管が収まっています。歯をよく見ると、先端が透明で、根本(歯茎側)に向かって少しずつ黄色味が増すグラデーションになっていることに気づくでしょう。歯は非常に複雑で微妙な色味をしているのです。

保険適用の硬質レジン保険適用の硬質レジン

保険適用の硬質レジンは、歯の色に似せたプラスチックなので、天然歯のようなグラデーションや透明感を再現するのは不可能です。全体的に均質で、のっぺりとした質感の被せ物になります。天然歯と比べて若干浮いた印象になるでしょう。また保険適用内の被せ物は、残念ながら総じて着色したり、傷ついたりするリスクが高いと言わざるを得ません。

その点セラミックは、着色、変色はもちろん、傷ついたり、すり減ったりすることがほとんどありません。セラミックの被せ物は、熟練された技工士が手作業で製作します。歯の持つ微妙な色合いを再現するために、様々な色のセラミックの粉を築盛し、焼成することで、より自然で透明感のある質感を再現します。その結果、他の歯に比べて違和感がなく、自然で美しい仕上がりになるのです。

②歯本来の役割や機能性も重要

おそらく多くの方は、セラミックの被せ物は「きれい」「歯にそっくり」といった印象をお持ちのことでしょう。当医院に相談にいらっしゃる患者様も同様のイメージをお持ちです。特に前歯の被せ物は、とても目立つので、外見上の美しさを重視するのは当然のことです。

しかし、天然歯と見分けがつかないほど精巧で見た目も美しければ、それで十分なのでしょうか。答えは“No”です。なぜなら、被せ物はアクセサリーではないからです。装着した被せ物は、毎日欠かさず食事に使用します。つまり、歯本来の役割や機能を果たすことができなければ、人体に悪影響を及ぼすことになるのです。口腔内という過酷な環境において、審美性のみならず、清潔感と強度をしっかり保てる被せ物を製作することが求められます。

ところが、一部の歯科では、被せ物の見た目の美しさのみを追求し、歯茎の健康やその他歯周組織へ配慮せず治療を行っています。患者様が審美性以外に関心が薄い、あるいは見た目では判断できないことをいいことに、手抜き治療が行われている可能性があるのです。

③治療後も歯を健康に保つために

私たちの医院では、初診のときや検査後のコンサルティング時に、歯の健康を考えた治療とはどのようなものなのか、患者様に対して一番いい治療方法を丁寧に説明し、納得していただいた上で治療を開始します。

前歯のセラミック治療を行う上で大切なポイントがあります。それは「咬み合わせ」と「歯茎と被せ物の境目」です。咬み合わせは、ドクターが歯の状態を見極めながら調整していきますが、被せ物の製作段階では、歯茎と被せ物の境目が重要になります。

天然歯と見分けがつかない精密治療天然歯と見分けがつかない精密治療

境目とは、土台となる歯と被せ物の隙間のことです。境目が歯茎に少し隠れるくらいがベストポジションです。この歯と被せ物の境目がピッタリと合っていないと、歯茎の健康状態などに悪影響を及ぼすことになります。境目に段差ができると、歯垢がたまりやすくなり、しかも磨きづらいため、歯周病や二次的な虫歯を発症する可能性が高まります。

しかし、被せ物を“ピッタリ”装着させるには、肉眼では確認できないレベルの細かい作業が要求されます。実際には数十ミクロ(1ミリの数十分の1)レベルの精密さです。当医院では、この精度を達成するため、つねに拡大鏡を使用して治療にあたっています。拡大鏡を使用すると、歯を削った部分の滑らかさにも差が生じます。また、歯を削る工程では、複数の道具を使い分けたり、型取りの材料に高品質なシリコーンを使ったり、手間と材料を惜しまず治療を行っています。

当医院では、精密治療の中で歯型(石膏模型)を作り、それを元に技工士が高精度な被せ物を製作します。こうした治療プロセスを経て製作された被せ物は、治療後も歯と歯茎の健康を維持してくれます。

④歯周病ケアも万全に

どんなに精密なセラミック治療を行っても、歯の健康が維持できないことがあります。それは歯周病を発症しているケースです。歯周病とは、細菌感染によって歯茎が炎症を起こし、徐々に周りの組織を破壊していく疾患の総称です。症状が進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯が抜けてしまいます。その原因は歯茎と歯の間の溝(歯周ポケット)に付着した歯石です。溝の奥に付着した歯石は、通常のブラッシングでは取り除くのが難しく細菌が繁殖。やがて歯周病を悪化させてしまうのです。

歯周病を発症した状態では、精密に被せ物を入れても長持ちする保障はありません。ぐらついた地盤の上に、頑丈な家を建てるようなものです。これでは安心して住めませんね。したがって当医院では、歯周病検査の結果、患者様にセラミック治療に先行して歯周病の治療をお勧めすることがあります。歯周病を解決した上で精密なセラミック治療を行えば、歯をより長持ちさせることができます。

セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
  • 天然歯を削ります
  • 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
  • かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
  • 自費診療(保険適用外治療)となります
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