症例詳細
Case detail
- 患者様
- 20代男性
- 治療期間
- 8ヶ月
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- 右上第一大臼歯の内部吸収(歯が内側から吸収する病気)により抜歯を要したため、①インプラント ②ブリッジ ③入れ歯 ④おやしらずの移植(自家歯牙移植)の治療方針を提案致しました。
患者様がおやしらずの移植をご希望されたため、CTで右上第一大臼歯とおやしらずの歯冠幅径や歯根長を確認し、適応と思われる左上の埋伏しているおやしらずを移植することとしました。
自家歯牙移植はブリッジのように両隣の健全な歯を削らなくて済むこと、インプラントより費用が安いこと等の利点があります。
- 費用(概算)
- ¥250,000 (自家歯牙移植、根管治療、仮歯、土台、被せ物)費用は治療当時の料金となります
治療について
移植歯とした左上のおやしらずはCTによる予測よりも根が短く、移植に最適とは言えませんでしたが、患者様のご希望により移植を試みました。
根完成歯は抜去により神経が死んでしまうため、移植後根管治療が必要となります。(根未完成歯の場合、移植後も神経が生存可能な場合があります)
根管治療後、セラミッククラウンによる補綴を行いました。
クラウンの種類:ジルコニアオールセラミッククラウン スタンダード
自家歯牙移植の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 適応範囲に制限があります(健康な親知らず・移植歯が必要など)
- 移植歯が生着しない可能性があります
- 予後が不安定で歯によっては長く持たない可能性があります
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