症例詳細
Case detail
- 患者様
- 30代男性
- 治療期間
- 治療計画
- ファイバーコアのメリット・デメリットを解説
- 費用(概算)
- ファイバーコア:2万費用は治療当時の料金となります
ファイバーコアとは①
「金属の土台を白い土台に替えましょう」、「根管治療の後白い土台をたてます」などと説明される白い土台がファイバーコアです。
土台=コアの第一の役割はその上の被せものを維持することですが、根管治療後の封鎖という意義も大きいです。
殊にファイバーコアは
✓審美的である
✓歯にやさしい
といった点が主なメリットです。
金属の土台(メタルコア)は特に前歯において歯がほとんどなくなってしまったケースなどで被せものの維持という観点ではファイバーコアよりも優れているという考えもありますが、歯根破折をきたすリスクが高いという点が致命的なデメリットと言えます。
歯根破折を生じてしまうと、ほとんどの場合抜歯を避けられないのです。
ファイバーコアとは②
「ファイバーコア」をたてましょう と簡単に言っても、実際にはなかなか大変な作業となります。
・ファイバーコアが入る穴を適正な深さまで形成します。顕微鏡下で根管治療の際の付着物などを徹底的に清掃します。コアをたてるために最も重要な作業といえます。この段階でしっかりとした整理ができていないと、後々のファイバーコアの脱落などの原因となります。
・スルフィン酸 リン酸による化学処理
・象牙質プライミング ボンディング材による接着処理
・既成ポストのシランカップリング ボンディング材による接着処理
(出荷段階でコーティングされていますが、使用の段階では多数の傷ができているとの報告があるため、再度チェアサイドで処理します)
・ファイバーポスト+マトリックス材によるコアの築造
・光重合
これらひとつひとつの作業をしっかりと行うことで、その後の使用に耐えうる強いコアが築造されます。
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