症例詳細
Case detail
矯正治療後の歯肉退縮 歯肉移植による根面被覆
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 奥村高広（ドクタープロフィール）
- 患者様
- 30代女性
- 治療期間
- 3ヶ月
- 治療回数
- 2-5回
- 治療計画
- 他院で矯正治療を終えた頃から左下小臼歯部の歯肉退縮が気になるようになり、さらには同部位が沁みるようにもなったため来院された患者様です。
歯肉が下がっていること以外は歯周組織に問題がなかったため、簡単なクリーニングののち、歯根の露出部に対して上顎から結合組織CTGを移植することで歯根の被覆を行いました。
移植に際し、エムドゲインという歯周組織の再生を促す薬材を根面に塗布することで治療の効果を高めています。
- 費用(概算)
- 10万円費用は治療当時の料金となります
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開始前
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治療途中
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終了時
施術前後の写真比較 ※治療後は術後8カ月時点の経過写真
手術時の切開線
歯根の処理から結合組織の移植まで
採取した結合組織の移植片
結合組織を採取した上顎の口蓋側
治療について
もともと歯肉が薄く、将来的に歯肉のさらなる退縮が予想されましたが、今回歯肉の移植をすることで、歯肉退縮の改善以外にも経年的に下がりにくい厚みのある歯茎を獲得することができました。
完全に元の位置まで歯肉が戻らなかった場合、数回に分けて移植を行う旨をカウンセリングの段階でご説明していましたが、今回の手術で気になっていた症状も完全に無くなり、見た目も大変ご満足いただいたため一回のみの施術で終了となりました。
歯周病治療の注意事項（リスク・副作用など）
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります（見た目が改善しない場合もあります）
- 歯周組織再生治療は自費診療（保険適用外）となります
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